ホットクックと電気圧力鍋はどっちがいいの?そもそもどう違うの?という疑問について。

ホットクック 電気圧力鍋

「ホットクックはすごい!」という話はいろんなメディアでも取り上げられているので、もはや存在は世間に広く認知されてますよね。

特に料理をされる方は気になる存在じゃないでしょうか。

ですが、「カレーがおいしい」「ほったらかしで料理ができる」というざっくりした話しか知らない、という方も多いですよね。

今回は、購入前の私も陥った「で、ホットクックって結局なんなの??買うならどっち?」という疑問にお答えできるようまとめてみたいと思います。

目次

ホットクックは電気無水調理鍋。電気圧力鍋とは別物。

ホットクックは自動調理鍋、もしくは電気無水調理鍋と言われます。

なので電気圧力鍋ではないです。

でも良く比較対象にされてますよね?確かに機能や得意としている料理のジャンルは似ている部分もあるのでややこしいですが、比較すると別物です。

なのでどちらがおすすめかというと、何を求めるかによって答えは変わってきます

これから電気圧力鍋とホットクック(電気無水調理鍋)の違いをご説明します。

電気圧力鍋の仕組み

まずは電気圧力鍋について。

普通の圧力鍋は加圧にガスを用いますが、電気圧力鍋は電気を使います。

基本性能には違いがなく「密閉した鍋を加熱して内部に高い圧力をかけることで、食材に火が通るのを早める」もの。

メリットとしては、加熱時間が短く済むので料理の時短ができます。

そしてその基本機能に加え、電気圧力鍋の場合は機種によって予約機能・保温機能・低温調理といった1台○役のような多機能なものも出てきています。

ホットクック(電気無水調理鍋)の仕組み

続いてホットクック。

その名の通り、ガスではなく電気で無水調理のできる鍋です。

有名な無水調理鍋といえば、ストウブやバーミキュラなどがありますよね。あれの電気版ということです。

仕組みとしては、鍋とフタとの密閉性を高めて食材から出た水蒸気を逃がさず、その水分だけで調理するもの。そのため無水調理。

食材の栄養や、旨味が凝縮された美味しさを味わうことができるメリットがあります。

電気圧力鍋と電気無水調理鍋の違いは?

どっちも密閉してるじゃん、違いどこなの?と思いませんか?

実は、温度に違いがあります。

電気圧力鍋の場合、鍋内部の気圧が上がることで沸点が115度前後と高くなるので、100度以上の高温で加熱できます

対してホットクックの場合は、沸点は変わらないので100度以下の温度で煮込むことになります。

そのため、より加熱温度の高い電気圧力鍋の方が調理時間が短いのです。

それぞれのメリット

仕組みは大体わかったかと思うので、メリットに違いがあるのか見ていきたいと思います。

ただし、電気圧力鍋は商品によってできる・できないがあるので多少のバラつきがあります。

両方のメリット

  • 調理を任せておける
  • キッチンが暑くならない
  • 煮込み料理が美味しい

どちらもガスではなく電気を使って、ボタンを押せば調理してくれるのは一緒ですね。

そして、調理方法は異なりますが美味しい煮込み料理が手軽にできることを売りにしてます。

我が家にはホットクックと普通の圧力鍋がありますが、実際煮込み料理はどちらも美味しいと感じますね。

電気圧力鍋のメリット

  • 料理が時短できる
  • 安いものなら1万円以下で買える

ティファールのクックフォーミーなら、豚の角煮が約30分でできちゃいます。

ホットクックで何回かつくってますが、だいたい1時間くらいかかるのでこれは羨ましいですね!

また、電気圧力鍋は各社からさまざまな商品が出ているのでバリエーション豊かです。

ホットクックは安くても3万円以上しますが、山善やエムケー精工の電気圧力鍋なら1万円を切る商品も販売してます。

予算に応じて好みの商品を選べるのは嬉しいですね!

ホットクックのメリット

  • 予約調理ができる
  • 調理方法が多い(12種類)
  • 自動メニューが多い(デフォルト130種類)
  • かき混ぜ機能がある

予約調理ができるのは、私のような共働き世帯には非常に助かります。もはやこれがないと平日は回らないくらい。

朝セットして、帰宅時にご飯が完成してると幸せです・・・。

また、煮込み系だけじゃなく、蒸したり低温調理したり、スープ系や炒め物系などオールマイティなのがホットクックの嬉しいところです。

もうひとつ重要なのが、かき混ぜ機能。これがあることで、具材を切った順にポンポン入れただけなのに出来上がり時には満遍なく、かつ煮崩れなく混ざっています

まさに、完成までの完全「自動調理」という感じ。

それぞれのデメリット

メリットがあれば、まぁデメリットもありますよね。

両方のデメリット

  • 本体が大きいので場所を取る

大きさには難点があり、炊飯器以上の大きさのものをどこに置くか?という問題はどちらも発生しそうです。

ここは購入前にどちらも確認必須ですね。

電気圧力鍋のデメリット

続いては個別にデメリットを見ていきたいと思います。

  • 予約調理はほぼできない
  • 自動メニューが限られる
  • 調理時間全体でみると意外と時短にならない

メリットと矛盾してますが、圧力鍋の調理手順を知らないと「加圧5分とか謳ってるのに意外と時間かかるじゃん」てなります。

なんでかというと、圧力鍋で加圧する時って

予熱→加圧調理→余熱(蒸らし)

という調理方法になるんですが、「加圧調理」の時間が数分とかで非常に短くても、余熱時間が結構必要だったりするメニューもあるため。

なので、全体の調理時間トータルだと煮込み系で普通に数十分かかるということも

電気圧力鍋とはいえやることは同じで、違いは自動か手動かというところ。

予約調理は各メーカーにより異なりますが、「予約なし」「予約あり(複数メニュー)」「予約あり(炊飯のみ)」という3パターン。

人気のクックフォーミーの場合は予約なしなので注意です。

ホットクックは60種類くらいはあるので、総じて電気圧力鍋の方が少なめですね。

自動メニューも同じく各メーカーにより幅があります。

クックフォーミーは非常に多くて210種類もありますが、他の売れ筋商品はほぼ10種類弱です。

ホットクックは内蔵のものが130種類で、無線LANを繋げば更に増えていくのでおまかせ調理はより使いやすいですね。

ホットクックのデメリット

  • 調理の時短はできない
  • 価格が高い
  • 予約調理できるメニューは限られる

食材カット以降はおまかせですが、ホットクックはあくまで自動で調理してくれるだけなので、煮込み時間自体は普通の無水鍋と同じです。

だいたい無水カレーで1時間くらい。

イメージ的には、電気圧力鍋はガッと高温で煮込んであとは余熱調理という緩急ある感じで、ホットクックはじっくりコトコトといった感じ。

やっぱり、1番わかりやすいデメリットは価格でしょう。

電気圧力鍋の価格帯が1万円弱から約4万円のところ、ホットクックは安くて3万半ば、高いと6万円以上

あきらかにボリュームゾーンが上振れてますね・・・。予算ありきの場合は、そもそもホットクックが候補にならないかもしれませんね。

あとは、メリットであげた予約調理ですが、必ずしも全てのメニューでできるわけではないです。

カレーや煮物、スープ・汁物系は予約メニューが充実していますのでそこまで不便を感じることはないものの、全て予約でできる!と思っているとガッカリするかもしれません。

電気圧力鍋とホットクック、どっちを買うのがおすすめ?

電気圧力鍋とホットクックが、似て非なるものということはお分かりいただけたと思うので、じゃあどちらが良いのか?という話。

もちろん、求めるものによります。

端的に言うと、色々な料理を作れる便利な電気鍋が欲しい人と、日常的に予約調理を使いたい人はホットクックがおすすめ。

煮込み料理が楽して作れれば良い人、家で料理する時間が取れる人は電気圧力鍋がおすすめ。

もう少し具体的にあげるとこんな感じだと思います。

ホットクックがオススメな人

帰宅してから料理する時間がない人
料理の時間を他のことに使いたい人
値段が高くても、オールマイティな電気調理鍋が欲しい人
煮込み料理だけじゃなく、色々な料理を楽して作りたい人

もちろん煮込み料理はおいしいですが、それ以外の料理の幅を広げてくれることはホットクックの強みです。

本格的な低温調理や茹で、蒸し、スープ。あとは普通レベルでも炒め物。

そういった料理全般を楽して、その時間を他のことに使いたい人や、帰宅からごはんまでの料理時間をあまり取れない人は、ホットクック向きだと思います。

電気圧力鍋がオススメな人

煮込み料理を時短して作りたい人
もともと圧力鍋を使っていて買い替えたい人

もともと圧力鍋に慣れていた人はもちろん、電気圧力鍋で全て自動化できる満足度が高いはずです。

また、あれもこれもできる多機能さ、みたいなものはいらない人や時短できれば十分な人もおすすめできます。

選ぶときのポイント

どんな料理をつくりたい?

  1. 煮込みに特化⇒電気圧力鍋
  2. 煮込み以外も自動化したい⇒ホットクック

どんな風に楽したい?

  1. 料理にかかる時間を時短したい!⇒電気圧力鍋
  2. キッチンに立つ時間を減らしたい!⇒ホットクック

という考え方がシンプルに考えやすいのではないかと思います。

ちなみに私は圧力鍋を持ってますが、色々見ていたら電気圧力鍋も欲しくなりました。

圧力鍋って湯気が出てきたら弱火にする、とか火を止めたら何分放置する、とか具材の柔らかさによって対応を変えるとかいった色々な手間が面倒くさくなってキッチンの奥に眠ってます。

ほぼ未使用でメルカリにでも出せるレベルの綺麗さです。

シロカの電気圧力鍋なんて、デザインも良いし1万円くらいで手頃だし、シンプル機能でコンパクトさがいい!

でも、既にホットクックがあるので置き場所的にきびしいんです・・・。

両方揃えるのはハードルが高いので、目的にあったものをゲットして快適な料理ライフをぜひ送ってください!

ホットクック 電気圧力鍋

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