ホットクックの蒸し機能で蒸し野菜をつくるとおいしいし、困ったときの一品ができるのでおすすめ。

ホットクックの一番の得意料理は煮込み系です。これはもう間違いないです、シャープさんのHPを見ても明らかに料理写真がカレーとか、きちんとした煮込んだ系のものが多いですから。

でも実は、手動メニューの一覧の2ページ目に控えめにスタンバイしている「蒸す」も、とても優秀です。

我が家ではよく使うメニューなので、本当は1ページ目にドーンと表示されていて欲しいくらい。

特にこれで野菜を蒸すとリピートすること間違いないのでその魅力をお伝えします。

目次

「蒸す」ってどんな機能?

ホットクックは電気無水調理鍋ですが、内鍋に少量の水(100~200mlくらい)を注いで、付属の蒸し板を敷いた上に材料を入れてボタンとポチッとすれば食材を蒸すことができます。

蒸発した水によって蒸されるので、蒸し器と同じ原理ですね。

ホットクックでは、自動メニューと手動メニューのどちらも蒸し機能が使えます。

自動メニューは「蒸し野菜」「蒸し大豆」といったメニューが用意されていますが、材料・分量は指定されているため蒸す時間もそれぞれ固定です。「蒸し野菜」なら20分、「蒸し大豆」なら60分といった具合。

ですが、私のおすすめは手動で蒸し時間を設定してお好みの野菜をお好みの時間で蒸す方法です。

1点忘れてはいけないのが、指定する加熱時間は水が沸騰してからの時間になります。大体葉物は1分、ジャガイモとかとうもろこしとか根菜系などは10~15分程度に設定しておけばちょうど良いです。

蒸し機能を使うと何が良いの?

ホットクックの蒸し機能の概要は分かりましたが、じゃあ何がおすすめポイントなのかという話ですね。

ここでは、一般的な調理法でありできあがりが似た状態になる「茹でる」「蒸す(蒸し器)」「レンジ加熱」と比較していきたいと思います。

メリット1 失敗なくムラなく蒸せる

電子レンジで野菜を熱したときによく起きることですが、野菜を蒸すとたまに十分に熱が通った箇所と、そうじゃない箇所で差が出ますよね。

ジャガイモとかの場合結構顕著です。

あとは加熱し過ぎてシワシワ、カピカピになってしまったりすると結構ショック受けますよね。

ホットクックであれば、内鍋の底から水蒸気が満遍なく鍋の中全体にいきわたるので、どこに食材を並べてもしっかり全体を蒸すことができるんです。

蒸し時間が長過ぎてしまっても干からびることは無いですし、ちょっと足りないなって時は延長時間を1分単位で追加できます。

安定してしっかり蒸せるのはありがたいですよね。

メリット2 手間なくおいしくなる

レンジで熱するのと、蒸し器や鍋で茹でる方法を比べると断然レンジは手間なしです。ですが、味を考えると蒸し器や茹でが勝ると思います。

ただ、我が家にはそもそもちゃんとした蒸し器は無いので、野菜を蒸すことはほぼ無く茹でるかレンジで加熱するかの2択でした。

ホットクックの場合、原理は蒸し器ですが、必要な作業はレンジとほぼ一緒です。内鍋に水を入れる手間が増えるくらいですし、そんなの一瞬で手間にもならないです。

それだけの違いしかないのに、味の違いはもう歴然。素材の甘味がギュッとして、より強く感じられるので蒸しただけでもおいしく感じます。

特にかぼちゃ、とうもろこし、さつま芋など。

つまり、言うなればレンジの手軽さと蒸し器のおいしさのいいとこどり。とても満足度が高いです。

メリット3 フタが閉じているから加熱している間に暑くならない

これは蒸し器や鍋で茹でる時と比較すると大きなメリットです。

料理をする方なら分かると思いますが、キッチンで火を使うと結構暑くなります。秋くらいならまだ良いですけど、暖かくなってくる時期だともう汗が出るくらいです。

ホットクックは電気鍋が密閉されているので、蒸気口から熱い蒸気が出る以外は熱さを感じることもありません

もちろん蒸気口に顔を近づけていたらアチッてなるレベルですが、いい匂いがするからってそんなことしませんよね。

そもそも火を見ている必要がないので、キッチンの外で好きに過ごして待ってましょう。

キッチンにこもる熱って、料理をする人の地味なストレスポイントだと思っているので、これも嬉しいポイントです。

メリット4 野菜の栄養素を逃さず食べれる

どの家庭でも、茹でるのは一般的な調理法かと思います。

ですが、茹でることで水溶性の栄養素が溶け出すデメリットがあります。具体的にはビタミンC・ビタミンB群・カリウムなどですね。

特にビタミンCは野菜に多く含まれていて、ブロッコリーやかぼちゃ、じゃがいもなどに豊富です。カリウムもほうれん草や小松菜などの含有量が多いですね。

これらの水溶性の栄養素は、茹でると大体40%〜60%台まで減ってしまうそうです。

蒸しやレンジ加熱であれば栄養を逃がさずそのまま摂取できるメリットがあります。

蒸し機能のデメリットはある?

ここまで褒めちぎってきたので、デメリットもしっかりお話しないといけないんですが、正直それほど感じていません。

しいて言うなら、レンジより時間がかかることですね。水が沸騰するまでの時間がプラスでかかるイメージです。

それでも茹でるより水の量は全然少ないのでそれほど時間はかかりませんよ。

もしも急いでいる場合にはレンジを使うなど、使い分けは必要でしょう。

蒸し野菜以外にも使い道があって汎用性の高い蒸し機能

蒸し野菜をつくることにフォーカスしてきましたが、もちろん野菜以外にもお肉や豚まんを蒸したり、茶わん蒸しや蒸しパンをつくったりと、蒸し機能の使い道は沢山あります

ホットクック購入前は、豚まんの温めはレンジでしかしたことがなかったのですが、今は多少時間がかかってもホットクックしか使っていません。それくらい、ふっくらふかふかでおいしいです。

茶わん蒸しなど、挑戦したことのないレシピもまだあるので、今後もしばらく色々蒸すことになるでしょう。

まとめ ホットクックの蒸し機能は蒸し器とレンジのいいとこどり

ホットクックの蒸し機能は、蒸し器のおいしさを手軽に実現してくれる便利機能です。

もちろん、加熱時間が長いというデメリットはありますが、おいしさを考えると出来るだけホットクックを使って蒸したくなるはずです。特に、野菜本来の甘味には驚く方もいるはず。

そして美味しい上に茹でるよりも栄養素が豊富なのも嬉しいですよね。

レンジとほとんど同じ手間で、本格的な蒸し機能を味わえるので、間違いなくとてもコスパが良い機能です。

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